2階建てが一番安いって本当?平家建てと2階建て、3階建てそれぞれのメリット・デメリット

住宅は2階建てが一番安いと言いますが、それがどんな理由から来ているか知っているでしょうか。

今回は平屋と2階建て、3階建てではそれぞれのメリット、デメリットをお伝えします。

 

平屋建てと2階建て、3階建てそれぞれのメリット・デメリット

スポンサーリンク

建築費用は2階建てが一番安い?

平屋と2階建て、3階建てではそれぞれ同じ坪数でもかかってくる金額が変わってきます。理想の間取りを考えた時に、どの階数が一番安いのでしょうか。

 

 

屋根と基礎の面積がポイント

何故2階建てが1番安くできるかというと、建物は屋根と基礎の材料に1番お金がかかるかです。例えば、同じ40坪のお家であれば平屋であれば屋根と基礎それぞれ40坪分必要となりますが、1階と2階の広さが同じ2階建ての建物であれば20坪分で済むことになります。

一方、この考えで行くと、3階建てが1番安くなりそうですが、3階建てには平屋と2階建てにない、高くなる理由が存在します。

 

3階建ては構造計算費用と地盤改良費が発生

3階建ての建物が平屋や2階建てと比べて割高となってしまう理由には、大きく「構造計算」と「地番改良」の2つの理由があります。

 

3階建ては構造計算しなければならない

住宅を建てる際には建築基準法の要件をクリアする必要がありますが、現状、3階建ての住宅は構造計算をしないと建築することが出来なくなっています。

一方、2階建て以下の一定の大きさ以下の建物は構造計算が免除されています。

平屋や2階建て以下の住宅であれば必要最小限の壁量、耐震性等を満たしていれば大丈夫なのですが、3階建ての住宅では構造計算を行い、充分な量の柱や梁、壁面を確保する必要があるのです。

これは、逆に安心できる点でもあります。2階建てや平屋であっても充分な強度にしたいのであれば3階建てと同様の建築費用になるでしょう。

ただ、構造計算には特別な資格や機器も必要になるので構造計算自体にお金がかかってしまう点にも注意が必要です。

スポンサーリンク

3階建ては地盤にかかる負荷が大きい

住宅を建てる際、土地の地盤が充分な強度を持っているかどうかの地盤調査をする必要があり、調査結果次第では地盤改良費用が発生してしまいます。

もちろん、平屋や2階建てでも地盤改良費用が発生することもありますが、3階建ての方が平屋や2階建てより建物の重量が重くなり、同じ土地であればより地盤改良が必要となりやすいのです。

地盤改良は、必要な改良の度合いに応じて50万円(軟弱な地盤が2m程度の表層改良)~100万円程度(軟弱な地盤が8m程度までの柱状改良)、100万円~(より深い地盤まで改良が必要な場合の鋼管杭)の費用がかかってしまいます。

 

階数毎のメリット・デメリット

ここで、平屋と2階建て、3階建てそれぞれのメリットとデメリットをまとめます。

 

平屋にした場合のメリット・デメリット

平屋にした場合のメリット・デメリットは以下の通りです。

 

階段不要でバリアフリー

平屋は階段が無いので毎日の上り下りがなく、将来年を取ってからの事を考えると大きなメリットとなります。また、階段や2階の廊下スペースが不要となるのでその分坪数が少なくても広さを感じることができます。

廊下を広くしたり、段差を少なくしたりといったバリアフリー対応は平屋の住宅の方がしやすいのもメリットでしょう。

 

大きな土地が必要

平屋を建てるのであれば広い土地を確保する必要があり、土地から購入するのであればそれだけ全体の総額が高くなってしまいます。

一方で、坪数の違いがあまり気にならないような地方で平屋を建てるのであれば広い土地に家庭菜園を造るといったことを楽しむこともできます。

 

屋根が大きいので太陽光発電システムを搭載しやすい

平屋住宅であれば2階建てや3階建てより屋根の部分が大きくなり、その分太陽光発電システムを多く搭載できるようになります。

太陽光発電システムは10kw未満の場合10年間の固定価格ですが、10kw以上搭載すると、買取価格は落ちるものの20年間固定価格で電力を売却することができます。

太陽光発電システムを含めて住宅ローンを組み、返済額を減らすことも可能となります。

 

2階建てにした場合のメリット・デメリット

2階建てにした場合のメリット・デメリットは以下の通り

建築費用が安い

2階建て住宅は上記で説明したように建築費用を安く抑えることができます。

ハウスメーカーでは企画住宅といって、決められた間取であれば注文住宅より安く建てられるものもありますし、建売住宅の多くは2階建てで、販売開始から年数の経ったものであれば割引を受けて購入できる可能性もあります。

 

モデルハウスや展示場が充実している

2階建ては平屋や3階建てより建てる人が多く、対応できる住宅会社が多く、建築事例が多いといった点がメリットとして挙げられます。

また、モデルハウスや建売住宅、展示場など実物を見ながら家造りを進めやすいのもメリットです。

 

一戸建て住宅として最も一般的

平屋建てのように広い敷地を必要とせず、3階建てのように建築法規に引っ掛かりにくい2階建て住宅に大きなデメリットは見当たりません。

階段のない生活がしたいのであれば平屋住宅を、都心の小さな土地に建物を建てたいのであれば3階建て住宅を選ぶといった「外せない理由」が見当たらないのであれば2階建てを選ぶと良いでしょう。

 

3階建てにした場合のメリット・デメリット

3階建てにした場合のメリット・デメリットは以下の通りです。

 

土地が小さくても広く建てられる

3階建ての住宅であれば土地の広さが狭くても大丈夫なので、土地から購入する場合土地取得費用を低く抑え、建物にお金をかけることができます。

小さい土地しか売り出されないような都心で建てるのにも向いています。

小さい土地だとお子様が遊ぶ庭を確保できないものの、3階部分の一部を屋上バルコニーにしてお庭のように使うこともできます。

 

土地費用と合わせた総額で安くなることもある

3階建ての住宅は建築法規の問題や地盤改良の問題で平屋や2階建てより高くなってしまう事が多いですが、土地取得費用を安く抑えることのできるメリットと合わせて考えると総額で安く抑えることも可能となります。

例えば、坪単価30万円のエリアに50坪の土地を求めて2階建てで坪単価60万円の住宅を建てる場合と、30坪の土地を求めて3階建てで坪単価70万円の住宅を建てる場合とで比較してみましょう。

前者では土地取得費用が1,500万円となり、住宅の広さを40坪とした場合、総額で1,500万円+(40坪×60万円=2,400万円)で、3,900万円となります。

一方、後者では土地取得費用が900万円となり、住宅の広さを40坪とした場合、総額で900万円+(40坪×70万円=2,800万円)=3,700万円と3階建ての方が安くなります。

 

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です